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対談&インタビュー

顧客事例に見る「オーダーメイド保証」のつくり方 ~建築の内装工事施工の団体の場合~

「耐震天井を普及させるための保証制度」

ワランティ ビジネス ジャパン 代表取締役 内山 範昭

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国交省認可団体 日本耐震天井施工協同組合 代表理事 髙橋 竹志

ワランティ ビジネス ジャパン
代表取締役 内山 範昭

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国交省認可団体
日本耐震天井施工協同組合
代表理事 髙橋 竹志

ワランティビジネスジャパン(以下、WBJ)の顧客に、日本耐震天井施工協同組合(以下、JACCA)がある。JACCAは元々建築の内装工事の施工を行う事業者による国土交通省の認可団体。今回WBJのサポートにより耐震天井を普及させるための団体となった。さらに、耐震天井への保証制度を国内で初めて構築。施工の信頼性が向上し、耐震天井の普及が進んだという。保証構築の流れとその効果について、WBJ代表の内山氏とJACCA代表理事の高橋氏に話を聞いた。

◆国土交通省の認可取得をサポート

―まず、JACCAが提供する耐震保証制度について教えてください。
高橋:JACCAの組合員が施工した耐震天井が落下した場合、一物件あたり最大3000万円まで原状復旧費用を保証するものです。

―この保証制度は、どのようなきっかけから生まれたのですか。
高橋:当組合は1999年の創設以来、建築の内装工事の施工を行う事業者の組合として活動してきました。そんな中、2005年の宮城県沖地震で公共施設の天井が崩落する事故が発生しました。このことで天井の耐震化に関心が集まり、組合でも耐震天井の普及策が必要だと考えるようになったのです。そこで、WBJさんに相談しました。

内山:耐震天井についての詳しいお話をお聞きし、私はその施工について保証制度をつけられると判断しました。判断のポイントは3つ。1つ目は、組合が認定している耐震天井は実証データがあり、「信頼できるメーカーの商品」だったこと。2つ目は、施工会社の「技術力」がしっかりしていたこと。3つ目は、組合員はいずれも実績のある「施工のプロ」であったことです。
また、私は組合の信頼度を高めるため、JACCAさんに国土交通省の認可団体である事を活かし、耐震天井に関する名称(現)JACCAに変更することを提案しました。そして2009年に名称変更し新たにスタートいたしました。

◆ミーティングを重ね、保証制度の内容を決定

―保証制度の内容は、どのようにして決めたのですか。
高橋:当組合とWBJさんで毎週ミーティングを重ねました。当組合オリジナルの保証制度ですから、保証基準や約款、組織の体制、施工ライセンスの発行など、決めるべきことは多岐にわたります。ですから、仕組みや体制をすべて整えるまでには半年かかりました。

―JACCAさんのための保証をつくる上で、どのような点を重視しましたか。
内山:重視したことは2つあります。1つ目は、「耐震天井の品質維持」。耐震天井の品質を維持するために、施工基準を設け、セミナーを開催して組合員に知識を身につけてもらいました。さらに、現場で必要な工事の最終確認まで、一貫して行える体制をつくりました。
2つ目は、「耐震天井を訴求する方法」。つまり、顧客に耐震天井の優位性を理解してもらうための方法です。具体的には、パンフレットの作成、保証書の発行、施工業者への組合員証の発行などです。

―保証制度の内容が決定してから、具体的にどのような活動をしましたか。
高橋:全国の施工事業者に向けて、当組合で扱う耐震天井の施工基準や工法を説明する施工研修会を開始しました。耐震理論の座学のほか、耐震天井を施工する実技を行うものです。この研修を受講し、テストに合格した者のみに「技術者認定証」を発行しております。

―まだまだ耐震天井のことをよく知らない顧客もいると思います。どのような啓蒙活動を行ったのでしょうか。
高橋:耐震天井がもっとも必要とされるのは、災害時に避難場所となるような建物です。そこで、全国の地方自治体の建設指導課や営繕部、建設会社や設計事務所に重要性を説明してまわりました。
また、現状の天井の問題点や耐震対策についての説明会「耐震セミナー」を昨年は全国で約40回開催しました。今年3月に東日本大震災が起きたことも重なり、出席者からは、具体的な相談が増えましたね。

◆耐震天井の普及に合わせて、保証制度の検証を進める

―今後のビジョンを教えてください。
高橋:現在、既存建築物の天井の耐震化を検討できる専門家少ないです。そこで、組合で「天井耐震診断士」を育てようと、4月より研修会をスタートしました。東日本大震災後は組合員以外からも「勉強したい」という声が届くようになっています。事故のない世の中にするため、耐震天井をさらに普及させたいですね。

―WBJさんは今後どのようにJACCAさんをサポートしていくのですか。
内山:耐震保証制度の検証を行い、保証基準や約款などに問題がないかを点検し、実務に対して仕組が適正であるかを検証していきます。そして当社では組合の要望に応じて、保証制度の充実や、信頼度向上に向けた仕組み作りをJACCAさんにご提案しています。そうすることで、顧客により大きな安心感を与えるお手伝いができると思います。

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